くらなび ふくい・くらしの研究所

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★くらしの講座★『かしこい消費生活を身につけよう!私たちが安くて良い商品を買えるワケ』 を開催しました 

消費生活セミナーくらしの講座『賢い商品選択を身につけよう!~私たちが安くて良い商品を買えるワケ~』、10月26日(金)は小浜市・若狭国府の里四季彩館にて、10月27日(土)は 福井市・ユー・アイふくいにて開催いたしました。

公正取引委員会 近畿事務所 取引課の方を講師にお招きして、「独占禁止法」と「景品表示法」の目的と規制内容について、身近に起こった実例をもとにお話しいただきました。

私たちが、安くて良い商品を選択することができるのには、「独占禁止法」という法律が大きく関わっています。また、「景品表示法」が不当な表示や過大な景品類の提供を厳しく規制することなどにより、私たち消費者が適正に商品・サービスを選択できる環境を守っています。景品表示法を所管しているのは現在消費者庁ですが、「市場の番人」などともいわれる公正取引委員会が調査を委任され、市場経済の基本ルールが守られるように違法行為を取り締まり監視しています。

市場における競争が、なぜ消費者の利益につながるのか、その理由について「シミュレーションゲーム(販売方法の違う3つのお店の1店を選んで、ひとつの商品を買うゲーム)」を通して学びました。市場における競争があるがゆえにより良いものをより安く・お得に買うことができます。カルテルや私的独占などの行為は、競争がない市場となり、消費者のメリットが失われます。また、品質や価格についての情報は、消費者が選択する際の重要な判断材料であり、消費者に正しく伝わる必要があります。ところが、品質や価格について、実際よりも著しく優良または有利であると見せかける表示が行われると、消費者の適正な選択を妨げられることになります。

その他、公正競争規約は、個々の商品・サービスごとに設定される業界の自主ルールですが、景品表示法の目的の達成のために重要な役割を果たしています。公正競争規約に従い適正な表示をしていると認められる物に表示している公正マークや会員証は安心ショッピングの目印となります。

最後に、日常生活での注意ポイントとして、広告で強調されている表示を見たときは、例外条件、制約条件が広告のどこかに隠れて記載されていないか意識を向けることやWeb広告は最後の画面をスクロールして画面下の注意事項をよく読むことなど、「問題がないかどうか全体の内容を把握し購入することがとても重要です。」と解説していただきました。この講座をきっかけに、商品やサービスを見極め、かしこい商品選択を身に着けていただきたいと思います。

 

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