7月5日土曜日、第28回ふくい・くらしの研究所通常総会を記念し、株式会社メルカリの布施健太郎さんをお招きした講演会「フリマアプリの利用によるリユースを通じた『捨てるを減らす』取り組みについて」を開催しました。会場、オンライン合わせて約90名の方にご受講いただきました。
地球規模での資源消費の課題と、従来の直線型経済から循環型経済への転換の必要性について解説されました。
国内のリユース市場の拡大や、日本の「持ちモノ資産」の規模は、リユースに大きな可能性があることを示しています。循環型社会形成は、国も目標を立てて計画しており、家庭から廃棄される衣類の25%削減などの目標を設定するなど、その達成にリユースが重要な役割を果たすことが強調されています 。
月間利用者数約2,300万人、累計出品数40億品を突破し、多種多様なモノが循環するマーケットプレイスとして成長しているメルカリが環境負荷低減に貢献している実態と、具体的なリユース促進の取り組み:「グリーンフライデー・イベント」 、「メルカリエコボックス」の配布による不要品回収や、Z世代を対象とした「リユース教育」 、自治体による中古備品や粗大ごみの「メルカリShops」での販売 、企業や落とし物アプリとの連携による不要品回収・販売 などが紹介され、初めて知るそれらの取り組みに、受講のみなさんから大きな関心が寄せられました。