くらなび ふくい・くらしの研究所

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鯖江市食の安全安心講座「出汁の文化を通じて SDGsについて学ぶ」

11月16日(水)、福井県立鯖江高校 普通科 スポーツ・健康福祉コースの2年生を対象に、鯖江市市民相談課主催 食の安全安心体験講座を開催しました。テーマは、「出汁の文化を通じて SDGsについて学ぶ」です。講師は、天谷調理製菓専門学校 管理栄養士の吉田 明日香先生です。
私たちが、日々の食事で感じる「美味しさ」。「味」は舌で、「香り」や「見た目」は嗅覚と視覚で感じています。その他にも「食べる環境」や「BGM」など、五感を使って美味しいという判断をしています。今日は美味しさを決める一つの要素、日本が古くから大切にしてきた出汁の「うま味」を題材に、その文化とSDGsとのつながりについて教えていただきました。​

学生の皆さんは、昆布だしやカツオだし、椎茸だしなどを試飲し、味やその香りを体感しました。そして、出汁の入ったお味噌汁と入っていないお味噌汁のどちらが美味しいかを飲み比べました。​​

講師は、「日本の郷土料理は、各地域の産物を上手に活用して、風土にあった食べ物として作られ、食べられてきました。SDGsの観点から世界に注目されています。地産地消は、SDGsの『つくる責任 つかう責任』に当てはまります。『買い物をしたら責任をもって最後まで使い切る』など、自分にできることは何かを考え、身近なところからSDGsを意識してみてください。」と話され、だし殻を利用したきんぴらや炊き込みご飯、ベジブロスで作ったミネストローネを紹介されました。

☆高校生の皆さんからたくさんの感想をいただきました。
■ グルタミン酸とイノシン酸を合わせたものに旨味の相乗効果があることが分かった。
■ 出汁には色々な種類があって、こんなに味が違うと思わなかった。
■ 出汁は、色々なものからとれることを知った。かつおや昆布だししか知らなかった。
■ 野菜のだしは、野菜くずからもとれることに驚いた。
■ だし殻を利用したきんぴらやミネストローネ、炊き込みごはん、美味しかった。
■ 五感を使いながら授業を受けることで出汁のうま味を実感できた。

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