くらなび ふくい・くらしの研究所

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くらしの基本セミナー 第8回「身近なトラブル 製品事故」

令和4年度福井県委託事業 担い手養成講座
「くらしの基本セミナー 第8回」

10月24日(月)、くらしの基本セミナー第8回のテーマは『身近なトラブル 製品事故』です。講師は、公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(通称NACS)消費生活アドバイザー の中村 英子先生です。中村先生は、西日本支部の研修委員長をされており、自主研究会で様々な製品のマニュアル等の調査・研究を行い、広く提言する活動を行っていらっしゃいます。本日のサブテーマ、「あなたにも事故は起こる?身の回りの安全の再点検を」と題して、ご講義いただきました。

製品を安全に使うためにはどうしたらよいのか、そのポイントを話されました。まず、製品を購入するときには、安全性が確保されている製品を選ぶこと。その目安となるのが消費生活用製品安全法・電気用品安全法・ガス事業法など、国が定めた技術上の基準に適合していることを表すPSマークが表示されている製品です。そして製造者や問い合わせ先が明記されているか、取扱説明書が製品に添付されているかを確認します。

私たち消費者は正しく使う事が大切で、製品を購入したら必ず取扱説明書の安全上の注意事項を確認すること。特に子どもや高齢者がいる家庭では、周りの大人が注意して家庭内の事故を防ぐことが重要です。「取扱説明書は、使い方だけではなくお手入れの方法も書かれています。製品がいつもと違うと感じたら使用を見合わせること。見た目は綺麗でも、いつまで使えるのか?を確認しましょう。製造者にはつくる責任があり、私たちには使う責任があります。」と私たち自身が製品を正しく取り扱っているかどうかを振り返る必要があることを強調されました。

☆受講者の皆さんより、たくさんの感想をいただきました。
■知識を持つことは、生活を守ることだと改めて感じました。
■取扱説明書は、しっかり読んで安全に使いたいと思いました。
■カセットコンロとカセットガスの相性があることを初めて知りました。
■延長コードの容量について知らず、それが火災に繋がる事も知りませんでした。
■製品を静かに終える(火事など起こさない)という言葉、印象的でした。
■子供や高齢者に多い事故、どこに危険が潜んでいるか分からないと思いました。

【消費者団体との交流会】鯖江市くらしをよくする会   水野 豊美子 会長
昭和49年に発足され、消費者被害未然防止のための活動や子供向け消費者教育など、幅広い世代の意識向上に繋がる啓発活動を実践されています。近年ではエシカル消費の勉強会や出前講座などにも取り組まれています。フードドライブ活動や消費者被害未然防止の寸劇の動画作成など、地域のためにできることを実践されています。寸劇の動画やエシカルな商品のパッケージをご紹介いただきました。会長は「市内の事業者と交流し、意見交換を行うとともに、会の活動内容を広く「見える化」していきたいと思っています。」と今後の活動について話されました。

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