くらなび ふくい・くらしの研究所

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くらしの基本セミナー 第5回「災害時の地域コミュニティ」

令和4年度福井県委託事業 担い手養成講座
「くらしの基本セミナー 第5回」

10月3日(月)、くらしの基本セミナー第5回のテーマは『災害時の地域コミュニティ』です。講師は、日本赤十字社福井県支部 事務局付部長兼総務課長 山本裕行様です。日本赤十字社の活動は、災害時の救護活動をはじめ、国際的な救援や復興支援活動、応急手当の普及、赤十字奉仕団等赤十字ボランティア、医療事業、血液事業など多岐にわたっています。山本様は、各地域での被災者へのサポートのほか、地域住民が参加する救護研修や訓練、ボランティアの養成など有事に備える活動に取り組まれています。本日のサブテーマ、「子どもや高齢者への備え 安心して暮らせる地域づくり」と題して、東日本大震災での救護活動の経験をもとに、ご講義いただきました。

講師は、「安心して暮らせる地域づくりに欠かせないことは、地域での避難訓練や防災訓練へ参加することや、正しい知識や情報を見極めること。自助・共助・近助を大切にし、いざという時に、家族や身近な人がお互いの安否を確認できるように、安否確認の方法や集合場所や避難場所など事前に話し合っておくこと。」など、地域コミュニティの大切さについて話されました。また、災害が発生しても慌てず行動できるように、防災知識に関するクイズを行いました。「災害時の伝言ダイヤル171」や「大地震が起きた時、最も重要なものは笛」など、災害時の行動や注意点、持ち物等を再確認しました。最後に、「日頃から地域の方とのコミュニケーションを大切にして、周りに甘えてください。できることしかできないので、決して無理はしないこと。」と呼びかけられました。

受講者の皆さんより、たくさんの感想をいただきました。
■とても素晴らしいお話でした。岩手、宮城での活動について涙が出ました。
■災害に備える心構えを常に持っていたいと思いました。
■防災クイズで注意点を再認識しました。笛を用意します。
■安心して暮らせる地域づくり、参考にしたいです。
■地域の防災を中心に自治会づくりを最優先しなければならないと思いました。
■地元でまずは、コミュニケーションや安全意識の向上に取り組みます。

【消費者団体との交流会】勝山市消費者団体連絡協議会 会長 山場 眞理子氏
勝山から「蚤の市」ののぼり旗やパネルをお持ちいただき、会場にてご参加いただきました。「もったいない」を合言葉に、いらなくなったものを譲り合う活動「蚤の市」を開催されています。「蚤の市」でのリサイクルは、お金や物の価値観の見直しに繋がります。また、地元の小学生や中高生が考えた「エコかるた」の作成及び実施や悪質商法被害防止の寸劇など、消費者の立場を向上させることを目的として、「かしこく、わかりやすく、たのしく」をモットーに活動されています。今年度は食品ロス対策にも取り組みを進め、コロナ禍でも歩みを止めず、出来る対策を取りながら、地域のためにできることを継続されています。

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