くらなび ふくい・くらしの研究所

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くらしの基本セミナー 第2回「食生活に役立つ基礎知識」

令和4年度福井県委託事業 担い手養成講座
「くらしの基本セミナー 第2回」

9月12日(月)、くらしの基本セミナー第2回のテーマは『食生活に役立つ基礎知識』です。講師は、至学館大学 健康科学部 名誉教授 小塚 諭先生です。「これだけは知っておきたい 食の安全安心とSDGs」と題して、食品の安全安心に関する正しい知識を中心に、SDGs(持続可能な開発目標)やエシカル消費、食品ロスなどについてご講義いただきました。

「食の安全とは客観的・科学的に見て危険が小さいことで、食の安心は主観的に不安や心配が小さいこと。安心は安全に加えて信頼が必要。私たち消費者は、安全という言葉を信じられるようになるため、正しい知識を身につけること。間違った情報(フェイクニュース)に惑わされないこと。」と呼びかけられ、卵やみりん、豆腐、かまぼこなどの身近な食品を例に挙げ、表示の読み解き方を説明されました。また、SDGsの中のゴール12に関連するエシカル消費について、「SDGsはエシカル消費に繋がり、エシカル消費は食品表示を正しく読み取る力に繋がる。」と、日常生活でできるエシカル消費の工夫や取り組み方を具体的に解説されました。「これからの人生を楽しく生きるには、『センス・オブ・ワンダー』の気持ちを忘れず、何歳になっても様々なことに興味を持ち続けて欲しい。」と締めくくられました。

受講者の皆さんより、たくさんの感想をいただきました。
■ 今まで食品表示に無頓着だったなと反省しました。詳しく知ることが出来ました。
■ 今後は表示をよく見て理解し、SDGs(№12)を思い、購入するようにします。
■ 食の安全と安心の違いがよく分かりました。
■ 改めて食品表示の大切さを感じました。初めて知ることも多くありました。
■ SDGsについてよくわかりました。出来ることから取り組んでいきたいです。
■ 食品ロスをなくすように努力したいです。

【消費者団体との交流会】敦賀市消費者連絡協議会 副会長 増田 正樹氏
消費者相互の連携を密にし、消費者の知識を高め、消費者の立場を向上させることを目的として活動されています。「様々なことをこの講座で学び、理解し行動することは意義のあること。新しいことにチャレンジしようと思った時、「出来ない」の理由付けをするのではなく、一歩を踏み出し、それぞれの地域で、消費者の立場を向上させる活動に関心を持ってください。」と呼びかけられました。

 

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