くらなび ふくい・くらしの研究所

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くらしの講座 「損をしたくない人の心理学」

令和3年度福井県委託事業
消費生活セミナーくらしの講座
「アフターコロナを生き抜くための知恵
~損をしたくない人の心理学~」

11月13日(土)、今年度くらしの講座 最終回は、「アフターコロナを生き抜くための知恵 ~損をしたくない人の心理学~」と題し、株式会社オフィス・リベルタス 経済コラムニスト 大江 英樹様にリモート形式にてご講演いただきました。
人は、物事を判断する時に合理的に考えて判断するのではなく、何らかの心理的バイアス(偏り)に影響されて判断してしまいます。特にお金に関してはその傾向が強くなるそうです。先入観や経験で考えて“起こりやすい”と錯覚して判断してしまうヒューリスティックの罠や、もったいないと思う気持ちがもっと大きな損を引き寄せるサンクコストなど、具体的な例を挙げながら、その心のバイアスを解説していただきました。また行動経済学は、人々が自発的に望ましい行動を選択するよう促す仕掛けや手法など、社会制度をデザインするのに役立つとのことでした。「人は、感情に左右されて、不合理な意思決定をしがちだという事を知っておくこと。また、金融商品(保険や投資)には注意すること。防ぐためには、感情に流されない自分なりのルールを作ることが大切。買い物は良し悪しで判断せずに必要かどうかで判断すること。」自分でよく考えて判断し行動することがとても大切だということを改めて知るきっかけを与えていただきました。

参加者からもたくさんの感想をいただきました。
■日常の多くの錯覚が、行動経済学で説明できるのだと実感できるセミナーでした。
■先生の軽快でわかりやすいお話に、前のめりで拝聴いたしました。
■買い物をする場合、感情に流されず、本当に必要な物なのかを考えたいです。
■普段「正しい」と判断していた事が、いかに心理的なものに影響されていたか知りました。
■初めて行動経済学を学びましたが、くらしの中で様々な仕掛けがあることに驚きました。
■賢い消費者として生活していくための素晴らしい情報源となりました。

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