くらなび ふくい・くらしの研究所

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くらしの基本セミナー 第7回「悪質商法と消費者行動」

令和3年度福井県委託事業 担い手養成講座
「くらしの基本セミナー 第7回」

10月20日(水)、くらしの基本セミナー第7回のテーマは『悪質商法と消費者行動』です。講師は、消費生活専門相談員 中嶋 恵美氏です。「より巧妙で悪質!騙しの手口 マインドコントロールされるワケ」と題してご講義いただきました。
悪質業者は常に手口を変え、消費者が不安に思っていることを狙ってきます。その手口は年々巧妙化し、高齢者の中には悪質業者を信用して、騙されたことに気づかない方も多いのが現状です。また被害にあったと自覚しても、誰にも相談しない場合も少なくありません。本日は、消費者トラブルの現状やその最新の手口をお話いただきました。「人は、足りない情報を自分の都合の良いように処理したり、自分の期待を込めて補完したりする傾向があります。自分だけは大丈夫と思わずに対策することが大切です。」と話されました。また、思考・感情・行動までもが操られ、言われたとおりにしか行動できなくなっていくというマインドコントロール(心理操作)のしくみとその怖さについても教えていただきました。「トラブルから身を守るためには、普段から悪質商法や詐欺の知識を身につけ、不審に思った時は一人で悩まず、家族や消費生活センターに相談すること。」最後に消費者ホットライン188を紹介されました。

参加者からもたくさんの感想をいただきました。
■身近な悪質商法やその対処法についてよくわかった。気を付けたい。
■日頃からネットを利用しているが、より警戒心を持って利用しようと思う。
■自分だけは大丈夫という心理も今のご時世では要注意だと思った。
■トラブルから身を守るためには、家族に相談することの大切さを感じた。
■便利さを享受する代償は、年を取るにつれ、大きく重くなっていくと感じた。
■今後も慎重に消費者行動をとり、消費者トラブルに巻き込まれないよう気をつけたい。

【消費者団体との交流会】越前市消費者グループ連絡協議会 会長 野中 幸子氏

消費者被害の未然防止のため、若者や市民向けの普及啓発活動を地区ごとに4つのグループに分かれて活動されている。ちびっこフェスティバルや食と農の感謝祭など、県や市が主催するイベントにも参画し、地域とのかかわりを大切にしながら、消費者の意識向上に繋がる取り組みを実践されている。「消費者団体の活動に興味を持っていただき、ぜひ参加してください。」との呼びかけがあった。

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