くらなび ふくい・くらしの研究所

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令和2年度 鯖江市食の安全安心講座(オンライン)を開催しました

2021年2月20日(土)、鯖江市委託事業 食の安全安心講座をオンラインで開催しました。
講師は、至学館大学 健康科学部 栄養科学科 教授 小塚 諭先生です。「読み解く!食の安全安心withコロナ~食中毒と食品添加物~」と題して、新型コロナ禍における食の安全安心に関する最新の話題を、分かりやすく解説していただきました。

昨年から今年の全国食中毒発生事例を見ると、アニサキスやノロウイルス、カンピロバクターなどが多く発生しています。食中毒というと、飲食店での食事が原因と思われがちですが、昨年はコロナ禍で外食の機会が減ったことも要因の一つとなり、家庭でのアニサキス食中毒が増えているとのことでした。
アニサキス幼虫が寄生している生鮮魚介類を生(不十分な冷凍又は加熱)で食べると、食中毒を引き起こします。通常の料理で用いるワサビ、醤油、酢などではアニサキス幼虫は死滅しません。今日はアニサキス幼虫の映像を見せていただき、目視できることがわかりました。

また、食品添加物の安全性の仕組みや新型コロナウイルスについてもお話しいただきました。くらしの基本となる食の安全安心についての消費者力を高めるには、フェイクニュースに惑わされず、ファクトチェックされた情報を共有することが大切とのことでした。コロナ禍による食をとりまく環境の変化に柔軟に対応するためにも、新しい情報をしっかりと確認し、より賢く食品の選択ができるよう、食の安全安心についての正しい知識をこれからも意識していただけたらと思います。

参加者の皆様からの声(アンケートより抜粋)

受講者の皆さんより、

  • 添加物の有効性と安全性に対する理解が深まった。
  • 無添加やダブル除菌など漠然といいイメージでとらえていた。
  • わかっているつもりではなく科学的根拠からきちんと判断することが大切だと思った。
  • バランスよく食品をとることの大切さを学んだ。
  • コロナ禍のくらしに貴重な情報をいただいた。
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